ワインと工房の看板

ワインができても提出が間に合わないことが判明。
いいものができそうだから、それなりの値段で買い取ってもらえそうなのに…
貧乏な僕としては大きな問題である。

寄り合い所に浮かない顔で訪れた僕に先輩たちは
「代理提出を頼めば？だれかいるでしょ。」
「億が一だれもいなければ買い取るよ」などの
暖かいお言葉。
とりあえず、全力で調合して作ろうと思っていたところ…

看護について聞いていたレオル君にそのことをこぼせば、
「ワインは食品ですよね…それなら。」
と、こんな、カフェエプロンを見せてくれた。
レオル君の調合道具で、食品を扱うのに適した調理鍋を元に作られているらしい。
それを借りれば、難易度4で調合ができるという。

採取する前はちょっと勘違いしてたけど…

〈熟赤ブドウ〉 食品(3)/5/1/0/甘/ブドウ系。
〈真紅のバラ〉植物(4)/4/1/0/無/バラ系。
〈平らな地〉 マナ(1)/0/2/2/地/地属性のマナ。

加工値の合計は4。
マナにランク差が発生するから+１
で、食品と植物の相性は「【素材値】2ごとに【加工値】が＋1」に当てはまるから
バラの素材値が4だと+2。
マナの直接調合で、難易度+1。
で、素材値と魔力値の合計が11で1ランクUP。
ワインの依頼ってやっぱり結構難しかったんだね、うん。

苺鍋だと加工値7、難易度8の調合となる。ダイスは魔法を使って14。

　通常成功率 未爆死成功率
7 　　33.97%　 33.87%

〈山猫のエプロン〉を借りると、難易度が5でダイスは魔法を使って13。

　通常成功率 未爆死成功率
7 　　87.17% 　86.90%

難易度って、とっても大事だ、うん。

ありがたくお借りすることにして、しかも、物がいっぱいなので、
鍋を預かってもらい（どこまで迷惑かけてるんだよ）…
〈山猫のエプロン〉を腰に巻いて、いざ調合！

判定能力：【技力】＋【魔法力】
使用道具：〈山猫のエプロン〉
難易度：「5」
目標値：「7」
魔力数：「4」
 
 ダイス：「13」個
/5/7/9/9/2/3/7/1/3/5/1/B/4/
難易度：「5」
目標値：「7」
達成値：「8」
アクシデント：「2」

☆ 【魔法力】を使用しました。
★ アクシデント：4点のダメージ！
☆ 〈ローゼスワイン〉の作成に成功しました。

…いたっ……？！

うん、でもできたよ！これで自力で提出できる！
レオル君、ありがと～！

瓶に移して、カフェにもって行けば、400Gで引き取ってもらえた！
これで、工房を持ってしまっても、大分お金が残るよ！

借りたエプロンを丁寧にたたんで、レオル君に返す。
本当にありがと～！

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そして、やっと…看板の調合。

「Ruscha」とだけ書かれた菫色の看板。
〈星スミレ〉植物(3)/2/1/0/無/スミレ系。
〈平らな地〉マナ(1)/0/2/2/地/地属性のマナ。
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〈工房の看板〉植物(3)/2/3/2/無/スミレ系。

加工値の合計は3。
マナにランク差が発生するから+１で、相性は問題なし。
マナの直接調合で、難易度+1。

うー休憩で魔法力が回復しきらなかった…
でも、全力なら21だし、なんとかなるだろう。

ダイス：「21」個
/8/8/8/5/1/B/9/3/2/7/6/6/8/1/7/8/5/9/2/6/5/
難易度：「8」
目標値：「4」
達成値：「9」
アクシデント：「2」
 
☆ 作成時間を延長しました。
☆ 【魔法力】を使用しました。
★ アクシデント：6点のダメージ！
☆ 〈工房の看板〉の作成に成功しました。
 
……い……ったい！！

なんかボロボロだよぉ…でも、無事できた！
早速、親方の所へ持っていこう！！

で、カーター親方に看板をみせれば、それをつければOKとのこと。
やった！

そんなわけで、僕も小さな工房を手に入れた。
で、“街角錬金術師”となることができたんだけれど。
まだまだ、わからないことだらけだけ。
少しずつがんばっていこう…うん！